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デジタルから離れた週末

スマートフォンとPCを置いて過ごした48時間で見えてきたもの。

yuki

by yuki

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デジタルから離れた週末

「通知音のない世界で、何が聞こえるだろう」

そんな問いを胸に、スマートフォンとPCを自宅に置き、湖畔の小さな宿へと向かった。

最初の不安

最初の数時間は、ポケットに手を入れるたびに感じる喪失感。

時間を確認できない、写真が撮れない、道に迷った時に地図が見れない。

そんな「できないこと」への不安が、少しずつ心を占めていく。

変化の瞬間

しかし、半日が過ぎた頃から、不思議な変化が訪れ始めた。

鳥の声が聞こえる。風の音が聞こえる。自分の足音が聞こえる。

そして、自分の内側の声も、少しずつ聞こえてくるようになった。

見つけた時間

本を読む時間。湖を眺める時間。考え事をする時間。

それは、日常では忘れがちだった「ただそこにある時間」だった。

帰路にて

帰り道、ふと思った。

デジタルデトックスの本当の意味は、デジタルを否定することではなく、

自分とデジタルとの関係を見つめ直すことなのかもしれない。

「テクノロジーは道具であって、目的ではない」

その当たり前のことを、改めて感じた週末だった。

"デジタルのない静けさを教えてくれた場所"